【2020年版】分野別の人工知能の活用例~AIにできること~

人工知能(AI)を業務に取り入れて、業務を効率化したいと考えたことはありませんか?

AIを入れれば、今困っていることが何でも解決する気がする。。。

結論から言うと、AIは様々なことができますが、すべてのことができるわけではありません。

将来的には何でもできる汎用型AIも実現するかもしれませんが。。。

 

AIにできることを知れば、あなたの仕事にAIをどう活かせるか見えてきます。

今回はAIの分野別の活用例を紹介していきます。(開発段階の事例も含みます。)

目次

製造業におけるAIの活用例

射出成形機の予防保全

企業名:ファナックPerferred Networks

今までは熟練技術者の経験に頼り、部品交換時期などを判断していたが技術者の熟練度が低い場合は最悪のケーズではラインストップの危険がある。
AIを活用することで技術者の熟練度に依存しない安定した生産が可能となる。

原発故障予兆監視システム

企業名:中国電力/NEC

原子力発電所の大規模プラント向けの故障予兆監査システムを開発した。
温度、圧力など数千種類の監視データをAIによりリアルタイムで解析し予兆段階での異常検知が可能となる。

製品の故障予知診断(ILIPS)

企業名:IHI

リモートモニタリングプラットフォーム(ILIPS)により製品の稼働データを分析し故障予知診断や予防保全などの新しい保全メニューをサービスをクライアントに提供する。

自動車ギア不良検出

企業名:武蔵精密工業/ABEJA

検査員により目視検査に近い精度の検査を実現した。検査工程の自動化により大幅な生産性向上が可能になる。

食品製造ラインにおける不良品検出

企業名:キューピー/ブレインパッド

産業製品に比べると個体のゆらぎが大きい食料品の良品・不良品の検査や仕分けは人手に頼っていたが、AIを活用することで自動で検査や仕分けすることが可能となった。
これにより生産性は2倍に向上した。

バラ積みのピッキング

企業名:安川電機/クロスコンパス

従来はバラバラに積まれている製品のピッキング作業は困難であったが、AIを活用することでバラ積みのピッキング作業が可能となった。

自動車業界におけるAIの活用例

自動運転

自動運転は世界中の研究機関・企業で実用化に向けて研究開発が行われている。

自動運転の詳細はこちらでも紹介しています。

【2019年12月版】自動運転の現状とこれから ~人工知能と5G~

ロボットタクシー

企業名:DeNA・ZMP/アイサンテクノロジー・SBドライブ

自動運転を前提とした移動サービス(ロボットタクシー)の開発を多くの企業を実施している。

インフラ活用例

コンクリートひび割れ検査

企業名:NEDO/首都高速技術㈱/産総研

コンクリートのひび割れを調べる打音検査をする「AI打音システム」を開発した。トンネルや橋などのひび割れの自動で検出することが可能となる。

舗装道路損傷判断

企業名:福田道路/日本電気

ビデオカメラを取り付け道路の状態を撮影しながら走ることで、道路のわだち掘れとひび割れを同時に検出することが可能である。検出レベルは専門技術者の目視点検と同等のレベルに達している。

港湾物流の最適化

企業名:国交省/地洋港湾局

最適な蔵置を行うことで、コンテナ船の大型化に伴って増えている荷役時間の削減、タームなる周辺での渋滞緩和につなげる。

農業の活用例

収穫・仕分けの支援

企業名:パナソニック

トマトの収穫ロボット果実の映像から、収穫・仕分けを自動で判断して実施します。

ピンポイント農薬散布

企業名:オプティム

ドローンで畑全体を撮影する。害虫が居そうな場所を探し出しぴんぽ異音とで農薬を散布する。
農薬量を10分の1以下に抑え、収穫量・品質を従来と道途にすることに成功している。

病害予測

企業名:ボッシュ

農業支援システム「Plantect」で、温度・湿度、CO2、日射の各センサーからデータからトマトの病薬・予測分析を行う。

生育情報管理

企業名:ソフトバンクオプティム

ドローンの撮影により、地域全体の育成分析。センサーで得られる外気温や湿度、照度、土壌温度や土壌水分などの分析により、作物の育成管理をおこなう。

医療分野の活用例

画像による診断支援

画像による診断支援の例はいくつかあるので列挙しておきます。

  • 胃がんを検出する内視鏡画像診断支援(企業名:公益財団法人がん研究有明病院/AIメディカルサービス)
  • 大腸内視鏡検査支援(企業名:国立研究開発法人/日本電気)
  • 広角眼底画像を用いた網膜はく離判定支援(企業名:社会医療法人三栄会ツカザキ病院眼科/Rist)

創薬生産性向上

企業名:㈱エクサウィザーズ/京都大学/理化学研究所

新薬の開発の支援を実施する。新薬の化合物のデザインの提案・プロセスを代替/効率化できる。

介護分野の活用例

着衣介助

企業名:九州工業大学

高齢者や片麻痺患者の着衣動作の支援を行う。

介護コーチング

企業名:エクサウィザーズ

熟練の介護者の能力を介護初心者にコーチングする。

教育分野の活用例

採点

企業名:EduLab

記述式採点の効率化のため、手書きの回答の文字を正しく認識し、テキストデータ化する技術を開発している。作業時間は約83%削減できた。

適用学習

企業名:サイトビジット

受講者に応じたオンライン学習サービスを提供する。オンラインに蓄積された学習履歴をAIで分析することで、理解度などを把握した上で個人に合わせた問題を提示する。

対話型トレーニング

企業名:デジタル・ナレッジ

対話的なeラーニングで英語の「読む・聞く・話す・書く」を強化。合成音声で設問を読み上げ、受講者が回答する。回答をAIが採点し、次のトレーニングを促す。

次世代型個別学習塾システム

企業名:学研

AIが子供が自分から学ぼうとする姿勢を引き出して「優れた学習者」の育成を行うことができる。

小売業・サービス業・の活用例

タクシー需要予測

企業名:NTTドコモ

リアルタイムの人口統計データ、気象データ、過去のタクシー運行データからタクシーの需要予測を行う。

来店者情報把握

企業名:パルコ/ABEJA

来客者の属性や行動などの情報を収集・分析し、来店者が購入せずに店を出たかなどの原因分析などに利用する。

無人コンビニ

企業名:東日本JR/サインポスト

ICカードをかざして入店する。
店内ではカメラで人物を特定し顧客がどの商品を手にとったかを判断。
出口のレジの前で顧客が手にとったと判断された商品をディスプレイに表示されるので内容を確認しICカードで決済をする。
現在は実証試験中。

双腕型マルチモーダルロボット

企業名:デンソーウェーブ/ベッコフオートメーション/エクサウィザーズ

不定形物を扱う複数の作業を一つのロボットアームで実現するためのロボットが開発された。
本技術により飲食店の人手不足解消が期待されている。

金融分野の活用例

株価予想

企業名:AIpacaJapan

短期トレードはよりテクニカルな手法が有効であるという考えのもと、AIで短期的な予測(秒から分)を実施する。

不正取引検知

企業名:Danske Bank/TERADATA

オンラインバンキングトレ引きデータから不正な取引を検知する。調査担当者の大幅な時間削減を実現。

融資の審査

企業名:みずほ銀行

約150モンの質問に答えるとAIが信用力を点数化(スコアリング)し、融資金利を設定するサービスを開始した。

顧客サービス

企業名:三井住友銀行

AIシステムであるIBM Watosonをコールセンター全席に導入し、オペレータの質問への回答業務のサポートをする。

インターネット業界の活用例

ユーザーコメント分析

企業名:ドアンゴ

niconicoのサービスのコメントを監視し、不適切なコメントへの対応の工数削減・レスポンスの短縮化を実現した。

画像商品検索

企業名:Albaba

Image Searchと呼ばれる画像認識システムを開発した。エンドユーザーがアップロードした商品画像と同一の商品や類似商品の画像をサイトに表示することで、販売数の向上が実現した。

出品監視

企業名:楽天

フリーマーケットアプリ「ラクマ」で禁止された物が出品されていないか監視を行う。禁止ワードだけでなく商品画像に対しても監視体制を強化することが可能となった。

チャットボット

カスタマーサービスでチャットボットの利用が増えてきている。

24時間対応できることや対応の効率化ができるため多くの企業で導入されている。

防犯・防災の活用例

事件事故の予測

企業名:神奈川県警

犯罪学や統計学の数式を学習させ、容疑者の行動の予測や事件事故が起きやすい時間帯と場所の分析などの機能を持つ予定である。

不審者の自動判別

企業名:NEC

防犯カメラなどの映像から人物の出現パターン(場所・時間)を数値化し、不審者を高精度で自動分類できる技術を開発した。

都市監視システム

企業名:富士通

監視カメラの映像から都市の全体的な車や人の動きを把握し、防犯に役立てることができる。

「困っている人」の動きを検知

企業名:三菱地所/ALSOK/PKSHA Technology

従来、パトロールする人の目視で行っていた「見回り」をカメラの映像をAIで分析することにより「困っている人」を自動で検知する。

電脳防災コンソーシアム

企業名:慶應義塾大学/NICT/NIDE/ヤフー/LINE

災害時の被害状況の早期把握・自動分析、避難所の困窮状況の情報集約・分析、帰宅困難者の自動把握・分析などの防災強化のシステムの構築を目指す。

まとめ

今回は分野別AIの活用例を紹介しました。

あなたが仕事で関わっている分野はもちろん他分野でも、仕事に活かせるアイディアのヒントが得られるかもしれません。

AIができることも増えてきています。

あなたの仕事で活用できることがあれば、導入も検討されてはいかがでしょうか。