MECE(ミッシー)を理解してロジカルシンキングを身につける!

MECE(ミッシー)とは?

突然ですが、あなたは「MECE」を知っていますか?

MECEとは、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略で、「モレなくダブりなく」という意味です。ロジカルシンキングの学習をしていると必ずと言っていいほど登場する考え方です。

今回はMECEの必要性と活用方法をご紹介します。

MECE(ミッシー)の必要性

ビジネスをしていると日々問題が発生して、解決のために頭を悩ましているかと思います。

問題が発生するということは、そこには必ず「原因」があるはずです。ある問題は原因が明らかで簡単に解決できるかもしれません。場合によっては状況が複雑で原因を突き止めるのが容易でない場合があります。そんな時役に立つのが、MECEという考え方です。

ものごとをMECE(モレなくダブりなく)で考えることで、複雑に見える問題を整理できます。問題点を構造化することで、見えていなかった問題に気づくことができたり、複雑に絡み合った問題構造を理解することができます。

もし、思いつきで問題の原因を探った場合はどうなるでしょうか?本当の原因を見逃して、いつまでたったも問題を解決できないかもしれません。MECEはこのような事態も防ぐことができます。

MECE(ミッシー)の例

MECEをイメージしてもらうために、人を分類したときのMECEになっていない例と、MECEになっている例を見てみましょう。

MECEになっていない例

  • 最終学歴(中卒、高卒、大卒)
    これは、大学院卒、専門学校卒、高専卒などが抜けている。
  • 雇用形態(正社員、派遣社員)
    例えば、アルバイト、契約社員などが抜けています。
  • 職業
  • 趣味
  • 性格
    後半の3つは適切に設定しないと、ダブったり漏れたりします。

MECEになっている例

  • 性別(男と女)
  • 子供と大人(19以下が子供、20歳以上が大人)
  • 血液型(A型、B型、O型、AB型)
  • 出生地(各都道府県)
  • 国籍(日本人と外国人)

集合体全部を、2つに分けたり複数に分けたりするとMECEになります。

 

MECE(ミッシー)を活用するツール

では実際にMECEを活用するためのツールを2つに分けて紹介しましょう。

  • ロジックツリー
  • フレームワーク

ロジックツリー

ロジックツリーは「問題をツリー状に分解し、ロジカルに原因や問題解決を探す問題解決のためのツール」です。

日本人をロジックツリーでMECEで分類した一例を示します。

日本人・ロジックツリー

まず、男と女で大きく2つに分けます。さらに、4種類の血液型で分けることでモレもダブりもなく8種類に分類できました。

ビジネスの現場では、状況は複雑なため完全なMECEを考えることができない場合もあります。そういった場合でもできる限りMECEな切り口で問題を分解していくことが大切となります。例えば、製造の変化点を探るならば、4M [ Man(人)、Machien(機械)、Material(材料)、Method(方法)]などモレが少なくなる考え方を取り入れていきましょう。

フレームワーク

問題や課題を解決するために多くのフレームワークが使われます。多くのフレームワークはMECEで考えるために使われます。代表的なツールをご紹介します。

3C分析

3CとはCustomer(顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)の頭文字を意味しており、マーケティングを考える際に使われるフレームワークです。

3者の状況を分析し、経営戦略を決定するなどに活用できます。

3C

SWOT分析

SWOT分析とは、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字を取ったもので、内部環境と外部環境、それぞれのプラス面とマイナス面をマトリックスを組んで考える手法です。

3Cと同様に今後のビジネスの方向性や戦略を立てたり、課題を明確にするのに活用できます。

SWOT分析

PPM分析

PPM分析はProduct Portfolio Managementの略称で、「市場の成長率」「市場占有率」の2つの軸からなるマトリックスです。

PPM分析

本フレームワークは将来の事業の戦略をたてるなどの用途で使われます。要素としては次の4つがあります。

花形(Star)は市場占有率も高く、市場成長率も高いもっとも理想的な事業分野です。
金のなる木(Cash Cow)は現在は市場は成長していないが、占有率が高いため市場が利益が出やすい分野です。
問題児(Problem Child)は市場の成長率は高いが占有率が低いため利益が出にくい分野です。
負け犬(Dog)は市場の占有率も成長率も低いため利益の出しにくい分野です。

自社の事業を4つに分類することで自社の事業の立ち位置を確認でき、経営資源をどのように分配するか考えることができます。

まとめ

MECEの考え方を理解できましたか?

「モレなくダブりなく」考えることで、問題をロジカルに整理することができ解決の糸口を見つけやすくなります。

あなたが仕事で問題を抱えているのならMECEを取り入れたらいかがでしょうか?

きっと、問題解決の糸口が見つかるはずです。