人工知能(AI)で何が変わるか?
現在、AIの活用が盛んになってきています。
AIの活用が進んだらどのように世の中は変化するのでしょうか?
- 働き方が変わる
- 格差が広がる
- ベーシックインカムが導入される
この3つが起きるのではないかと考えています。
それぞれについて見ていきましょう。
働き方が変わる
どのように働き方が変わる考えてみます。
まずは、AIが何が得意で、何をできるかを知れば、今後、どのような働き方をすればよいか知ることができます。
AIができること
AIが得意なことは何でしょうか?
現在の技術でも次のようなことは人間と同じくらい、場合によっては人間以上の能力があります。
- 画像認識・画像生成
- 自然言語処理
- 音声認識・音声合成
- 推論・予測
- 情報収集(検索)
これらの技術を活用するだけでも、現在は人がやっている仕事の多くをAIの仕事に置き換えることが可能です。
AIはほとんどの産業で活用されている
「AIができること」を見てもらえば分かるように、AIはほとんどの産業で活用することができます。つまり、どの産業で働いていてもAIに仕事が置き換わる部分はあるということです。AIでもできること、AIの方が人間よりも得意なことは、将来はAIがやることになります。
どの分野で働くかよりも、どのように働くかが大切となります。
分野別のAIの活用例の詳細はこちらをチェックして下さい。
AIに奪われる仕事
分野別の活用例を見るとどのような仕事がAIがするようになるかイメージが湧いてきたのではないでしょうか?
繰返し作業のほとんどはAIがするようになるでしょう。マニュアル通りに単純な作業はもちろんですが、高度な技術が必要な作業でも繰返し作業ならばほとんどがAIに奪われるようになると思われます。
例えば、
- 事務作業
- 検査業務
- 製品加工(ロボティクスの技術も必要)
これらは、ほぼ間違いなくAIに奪われる仕事となります。AIが奪う仕事の詳細はこちらもチェックしましょう。
格差が広がる
働き方が変わることに「対応できる人」と「対応できない人」の間で格差が広がると考えられます。
変化に対応できない人は、「AIができること」しかできない人のことです。AIに仕事が奪われてしまい、仕事が無くなります。
変化に対応できる人は大きく分けて2つのパターンがあります。
- AIを活用する人
- AIにできなことをする人
AIを活用する人とはどんな人でしょうか?
AIは集めた情報から将来を予測することはできますが最終的は判断はできません。データを扱うことができ、判断ができる人は貴重な人材となります。
また、AIの活用の広がりにより、AIの実装や運用をするための人材が不足しています。「プロジェクトマネージャ」「データサイエンティスト」「プログラマー」なども今後は増えてくる仕事になります。
AIにできないことをする人とはどんな人でしょうか?
- 人とコミュニケーションが必要な仕事
- クリエイティブな仕事(芸術家など)
AIは人とのコミュニケーションについては、人には遠く及びません。「カウンセラー」「セラピスト」「医療関係者」などの仕事は、今後もAIに奪われにくいと考えられます。
以前は日本も一億総中流社会と言われていました。近年は格差社会と言われるようになっていますが、その流れはAIの活用によりさらに加速すると考えられます。
ベーシックインカムが導入される
AIの活用が進むと格差が広がり悪いことばかりなのか?
そんなことはありません。
日本では少子化により労働力が不足し経済が低迷するのではないかと危惧されていますが、AIの活用が広がれば生産性が劇的に向上することが期待できます。そうなれば、労働人口が少なくても経済の発展が期待でき、豊かな生活をすることもできます。
生産性が向上すれば「ベーシックインカム」の導入も現実味を帯びてきます。
経済活動において生産性が上がれば、税収が増えます。増えた税収で「ベーシックインカム」を行うことも可能になるのではないかと考えられます。
仕事がない人でも、最低限の生活を送ることはできるようになります。
まとめ
AIの活用が進んだ近未来の1つの可能性について考えてきました。
- 働き方が変わる
- 格差が広がる
- ベーシックインカムが導入される
働き方が変化することで格差社会が加速されますが、最低限の生活が保証されるベーシックインカムが導入される。そんな未来になるかもしれません。
こんな世の中になったときに、あなたはどうありたいですか?